滅多に読まない村上春樹さんの小説を読んでみた。
『海辺のカフカ』という最近文庫化された本。
多分、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』以来かも。
文庫本でも上下巻で1000ページの長さ。
でも、これがたったの2日間で読める。
早く続きが読みたくなるんです。
読もうと思ったきっかけが、
『海辺』と『カフカ』というタイトルの言葉。
これだけ。 (単純!)
私は海が大好き。 カフカはあの『変身』を書いたカフカ?
と思いながら、その妙な組み合わせに心惹かれた。
なんと小説の舞台のほとんどが私の実家のある香川県。
そしてもう一つの舞台は中野区野方。今住んでるところから近い。
という妙な近親感が持てるシチュエーション。
全く別の2つのストーリーが、最終的には1つに収束されていく
不思議なストーリー。 15歳の少年と60歳のオジサンが心の中の
何かを求めて、心の声を聞きながら行動していき、最終的には・・・
時々、現実離れを感じさせますが、それを補うかのように
「プリンス」「レディオヘッド」「シューベルト」「ベートーベン」
と言った現実味のある音楽が流れています。
そして、また彼方へ連れて行くかのように、
「マクベス」「雨月物語」「オイディプス王」「坑夫」など
フィクションの世界へ・・・
あっちへ、こっちへ行ったり来たり。
一度に色々な世界を楽しめる、現実逃避もできる、
そんな気持ちで読むと、とても楽しいかもしれません。
詳しくは読んでみてください。
小説の最後の方に出てくる他愛もない会話の中で、
「すぐ近くに海があって山がないとどうも気持ちが落ち着かないんだ。
人間というのは・・・(略)生まれて育った場所に決定されてしまう
ことがある。考えかたや感じかたがおそらくは地形や温度や風向きと
連動しているんだな。」
という台詞が登場。
最近、東京に住んでいることに息苦しさを感じる私にとっては
とてもずっしりと心に沁み込んでくる言葉でした。
著者: 村上 春樹
タイトル: 海辺のカフカ (上)
著者: 村上 春樹
タイトル: 海辺のカフカ (下)
『海辺のカフカ』という最近文庫化された本。
多分、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』以来かも。
文庫本でも上下巻で1000ページの長さ。
でも、これがたったの2日間で読める。
早く続きが読みたくなるんです。
読もうと思ったきっかけが、
『海辺』と『カフカ』というタイトルの言葉。
これだけ。 (単純!)
私は海が大好き。 カフカはあの『変身』を書いたカフカ?
と思いながら、その妙な組み合わせに心惹かれた。
なんと小説の舞台のほとんどが私の実家のある香川県。
そしてもう一つの舞台は中野区野方。今住んでるところから近い。
という妙な近親感が持てるシチュエーション。
全く別の2つのストーリーが、最終的には1つに収束されていく
不思議なストーリー。 15歳の少年と60歳のオジサンが心の中の
何かを求めて、心の声を聞きながら行動していき、最終的には・・・
時々、現実離れを感じさせますが、それを補うかのように
「プリンス」「レディオヘッド」「シューベルト」「ベートーベン」
と言った現実味のある音楽が流れています。
そして、また彼方へ連れて行くかのように、
「マクベス」「雨月物語」「オイディプス王」「坑夫」など
フィクションの世界へ・・・
あっちへ、こっちへ行ったり来たり。
一度に色々な世界を楽しめる、現実逃避もできる、
そんな気持ちで読むと、とても楽しいかもしれません。
詳しくは読んでみてください。
小説の最後の方に出てくる他愛もない会話の中で、
「すぐ近くに海があって山がないとどうも気持ちが落ち着かないんだ。
人間というのは・・・(略)生まれて育った場所に決定されてしまう
ことがある。考えかたや感じかたがおそらくは地形や温度や風向きと
連動しているんだな。」
という台詞が登場。
最近、東京に住んでいることに息苦しさを感じる私にとっては
とてもずっしりと心に沁み込んでくる言葉でした。
著者: 村上 春樹
タイトル: 海辺のカフカ (上)
著者: 村上 春樹
タイトル: 海辺のカフカ (下)